岩手山に1人で登山に出かけた女性が遭難 死亡が確認

https://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/20230323/6040017139.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いのでご注意を

岩手山で今月19日、1人で登山に出かけた女性が帰宅しなかったため、翌20日に
警察などが捜索をしたところ山の中で倒れているのが見つかり、その後、死亡が確認されました。

滝沢市巣子の自営業、樋口由実さん(42)は今月19日、岩手山に1人で登山に出かけましたが、
夜になっても帰宅しなかったため女性の夫が警察に届け出ました。
警察などが、翌20日の朝からおよそ30人の態勢で捜索を行ったところ、岩手山の中腹にある
標高およそ1100メートルの第2噴出口跡付近で倒れている女性を見つけました。

警察によりますと、呼吸をしていない状態だったということで、その後、死亡が確認されました。
女性は雪の残った斜面を登っていたとみられ、見つかった現場付近には、身につけていたとみられるジャケットなどが
散乱していたほか、靴が脱げていて、周辺には滑ったような跡があったということです。

また、見つかった場所から100メートルほど標高が高くなった地点には女性の名前が書かれた
ピッケルやアイゼンなどの冬山の装備が残されていたということです。

警察は女性が滑落したとみて詳しい原因を調べています。
警察は女性が滑落したとみて詳しい原因を調べています。

※この記事では当初「アイゼンやピッケルなど、冬山登山の装備は、
今回、持っていなかったということです」とお伝えしましたが、事実関係に誤りがありました。
その後の取材で、女性が見つかった場所から100メートルほど標高が高くなった地点に女性の名前が書かれた
ピッケルやアイゼンなどの冬山の装備が残されていたことがわかったため記事を修正しました。
関係者の皆さまには大変ご迷惑をおかけし、お詫び申し上げます。
03/23 18:57