24日の参院予算委員会で、ロシアと戦闘中のウクライナのゼレンスキー大統領に対し、地元・広島県の必勝祈願のしゃもじを贈呈した岸田文雄首相の振る舞いが適切かどうかが議論になった。首相は「ウクライナの方々は祖国や自由のために戦っている。こうした努力に敬意を表したい」と答弁し、しゃもじ贈呈への理解を求めた。

 立憲民主党の泉健太代表は記者会見で「緊迫した外交の中で、違和感を拭えない。緊張感のなさを露呈した」と批判した。

 予算委で、立民の石垣のり子氏は「戦闘は選挙やスポーツ競技ではない。『必勝』というのは不適切ではないか」と追及した。

共同通信
2023/03/24 12:47 (JST)
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