毎日新聞 3/25(土) 16:11

自民党の茂木敏充幹事長
 自民党の茂木敏充幹事長は25日、東京都内で街頭演説し、出世払い型の奨学金制度を拡充する方針が、政府の「異次元の少子化対策」のたたき台に盛り込まれるとの見通しを示した。政府が3月末にたたき台を取りまとめるとし「出世払い型奨学金を新たに拡充していきたい」と語った。

 出世払い型の奨学金は、在学中は授業料を支払わず、卒業や修了後に所得に応じて返済する制度。高等教育の負担軽減策として、大学院修士課程を対象に2024年秋から導入されることが決まっている。自民教育・人材力強化調査会は子どもをもうけた場合に奨学金の返済を減額するなどの提言案をまとめている。

 茂木氏は街頭演説で、子育て世帯の住宅費の負担軽減に公営住宅を活用する考えも示し「新婚世帯、子どもの多い若者世代に入居してもらい、住宅費を圧倒的に削減できる」と強調した。【花澤葵】

https://mainichi.jp/articles/20230325/k00/00m/010/177000c
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