※3/28(火) 18:06配信
集英社オンライン

事件はどこから始まっているのか――。知人の女子大生にタリウムを摂取させ死なせたとして逮捕・起訴された京都市左京区の不動産賃貸業、宮本一希容疑者(37)。ここにきて植物状態の叔母(61)からもタリウムが検出されたことが明らかになった。不動産業で成功した祖父が財を成し、資産家で知られた宮本家では一希容疑者の父が3年前に急死、その翌月に叔母が突如倒れて植物状態になるなど不幸が相次いでいた。一家に何が起きているのか。

現在も人工呼吸器を装着した植物状態の叔母
宮本容疑者の父は2020年6月末、当時一人で住んでいた京都市内のマンションの一室で冷たくなって見つかった。死因は虚血性心疾患。それからひと月も経たないうちに、その妹である叔母が突然倒れ、病院に緊急搬送されたが、意識不明の重体に陥った。叔母は大脳の一部を損傷しており高血圧脳症と診断され、現在も人工呼吸器を装着した植物状態が続いている。大阪府警は病院から任意提出を受けた吐瀉物などの検体を鑑定し、タリウムの成分を検出したとみられる。

「宮本家は京都市左京区の比叡山麓の約250坪の敷地に3棟の邸宅を擁し、そこに一族が住んでいました。しかし還暦を過ぎた父が『もっと街中で暮らしたい』と漏らすようになり、兄思いの叔母が2018年に鴨川沿いに中古のワンルームマンションを購入、悠々自適の老後を送っていた。叔母の方は不動産業だけでなく、茶道裏千家の指導者としても知られ、水泳やトライアスロンの大会に参加するほどのスポーツウーマンでもあった。叔母はさしたる持病があるわけでもなく、突然、植物人間になるいわれがない」(社会部デスク)

そして、倒れた叔母に成り代わって家業の不動産会社代表取締役に就任した宮本容疑者が資産を食い潰しながら贅沢三昧の遊びに呆けていたのは既報の通りだ。
叔母の元夫は「集英社オンライン」の取材に悔しそうにこう答えた。

「20年以上前に事情があって離婚しましたが、不仲になったとかではなく、今でも本当に尊敬できる女性です。最後に会ったのは7年ぐらい前のことです。たまたま街でばったり顔を合わせて『この間、トライアスロンをやってきたの』と真っ黒に日焼けした表情はとても元気そうでした。だから、余計に信じられない。頭が痛くなって病院に行き、そこから昏睡状態になったと聞いています」

宮本容疑者とは中学生以来会っていないが、子供の頃からおっとりした性格だったという。

「一希君は普通の子なんだけどおっとりしていて、ちょっと抜けたところもあった。僕ら夫婦も『バカズキ』なんて茶化して呼んでいたこともありました。元妻は父親が大きくしてきた不動産の家業をとにかく守りたい一心で仕事に打ち込んできたので、報道されているような散財を一希くんがすることは絶対許さなかったでしょう。僕が彼女と一緒にいて、そういう散財を目にしていたら、二人で『あかんぞーバカズキ』と叱っていたと思います。今は許せないというより、悔しいという気持ちの方が強いです。とにかく彼女が元気になってくれないかと切に願っています」

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