https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20230328/5060015062.html

03月28日 19時22分
特定外来生物の「アライグマ」が27日、高千穂町の山林で捕獲されました。
宮崎県は、見つけた場合にはむやみに近づかず連絡するよう呼びかけています。

アライグマは27日午後、高千穂町向山の山林近くの田んぼで、イノシシなど作物を荒らす動物を駆除するための「わな」にかかっていて、見回り中の男性が見つけました。

わなにかかっていたのは体長80センチメートルほどのおとなのオスで、その場で駆除されました。

アライグマはアメリカ原産で、ペットとして大量に輸入されましたが、その後に捨てられたり、逃げられたりして野生化し、近年、全国各地で姿が確認されています。

農作物を食い荒らしたり、生態系に悪影響を与えたりするため、環境省の特定外来生物に指定され、輸入や販売、飼育などが原則禁止されるとともに捕獲の対象になっています。

県によりますと、県内では2015年以降、日之影町や延岡市、小林市などで合わせて8頭が捕獲されていました。

アライグマは凶暴な個体もいるほか、かまれたりすると、狂犬病ウイルスに感染したり、寄生虫による病気になったりするおそれがあります。

このため県は、見つけた場合、むやみに近づかず市町村や県に連絡するよう呼びかけています。

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