立憲民主党の泉健太代表は7日の記者会見で、日本維新の会の馬場伸幸代表が両党の国会での「共闘」を当面凍結する考えを示したことについて「連絡は今のところない。我々としては政策について一緒にやりましょうというスタンスは持ち続けていきたい」と述べた。

 凍結は、6日に馬場氏が表明した。立憲の小西洋之参院議員が衆院憲法審査会の毎週開催を「サルのやること」などと発言したことを受け、「(立憲との)信頼関係は今、完全に損なわれている」などと述べた。


 泉氏は「そういう発言があったと聞いてはいる」とする一方、党への公式な連絡はないと説明。「立憲としては、政策課題は国民にとって必要だから進めている。できれば他党の方々も協力をして一緒に取り組んでいただければ国民のためになると考えて政策作りをやっている」と強調した。

 泉氏はまた、馬場氏が衆院憲法審の幹事会での小西氏の謝罪などを求めたことについて「憲法審で決まり、党が対応する必要があれば対応することになる。会議体それぞれでどういう結論になるかが大事だ」と述べた。【安部志帆子】

毎日新聞 2023/4/7 12:54(最終更新 4/7 12:54) 456文字
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