いじめ事案、1年超報告せず 茨城大付属小「重大事態」
2023年4月7日 13時35分 東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/242723?rct=national


茨城大は7日、教育学部付属小での女児へのいじめ事案を「重大事態」としていながらも、いじめ防止対策推進法に基づく文部科学省への報告を長期間行っていなかったと発表した。女児の保護者の代理人によると、学校側が重大事態と認めたのは2021年11月。しかし文科省への報告をしたのは今年2月だった。

同法では、いじめが原因で児童や生徒が長期間学校を欠席した場合などを「重大事態」と定義。事案の調査や、国立大学法人の付属学校の場合は文科省への報告が義務付けられている。女児は同級生からいじわるを言われたり、つきまといなどの行為を受けたりして、小学4年生だった21年ごろ、不登校になった。