36年の歴史に幕…JR北海道「キハ183系」ラストラン ”撮り鉄”トラブルも 撮影場所巡りトラブルか


 北海道内を走る現役最古参の鉄道車両である「キハ183系」のラストランとなった4月10日、鉄道ファン同士が揉めるトラブルがあり、警察が出動する事態となりました。

 鉄道ファン同士のトラブルがあったのは北海道東部の大空町にあるJR西女満別駅の近くです。

 10日午前10時すぎ「鉄道ファン同士のトラブルが発生している」などと警察に通報がありました。

 西女満別駅周辺では当時、JR北海道の臨時特急「キハ183系オホーツク」の走行する様子を撮影するため、多くの鉄道ファンが集まっていました。

 警察によりますとその場にいた複数人の男性らが場所取りなどをめぐり揉めていたとみられていて、警察署でトラブルの原因など詳しい事情を聴いているというこです。

 このトラブルが原因で大きなケガをした人はいませんでした。また、JR北海道でもこのトラブルによる列車の運行への支障はないということです。

 「キハ183系」は北海道内の現役最古参の車両で10日午前10時にJR網走駅を出発し午後3時58分にJR札幌駅に到着する列車がラストランとなっていました。

 1986年の運転開始以来、36年間、北海道内各地で活躍したキハ183系車両は、2023年3月17日の運転をもって定期運行を終了していました。

 JR北海道は根強いファンの要望に応え「いまこそ輝け!北のキハ183系」キャンペーンを展開し、10日は特別列車として全車指定席の7両編成で運行していました。

 座席は3月10日の販売開始からわずか数分ほどで完売していました。

 「キハ183系」を巡っては、2022年12月から2023年1月にかけて、特急「オホーツク・大雪」で使われている車両の座席表示のプレートが複数枚盗まれる被害があり、警察が窃盗事件として捜査しています。

※リンク先に動画あり

UHB
2023年4月10日19:45
https://www.uhb.jp/news/single.html?id=34770