※4/11(火) 15:02配信
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未婚率と高齢化率の上昇が止まらない日本。バブル時代を謳歌した「おひとり様高齢者」にも、実は「お金がない人」が一定数存在する。あれほど稼げる時代を過ごしながらお金がないのであれば、就職氷河期世代が高齢者となったとき、どうなってしまうのだろう。

都道府県「おひとり様高齢者率」ランキング

内閣府 『令和4年版 少子化社会対策白書』 によると、50歳になった時点で一度も結婚をしたことがない人の割合は、2020年、男性28.3%、女性17.8%という結果になっている。

「未婚率」の上昇は、1985年のあたりから目立ちはじめたが(下記図表参照)、バブル真っ盛りだった当時、未婚は「結婚できない」結果ではなく、「結婚しない」という選択肢を選べるようになった結果だと、ポジティブに受け止められていた。

バブル崩壊後は長い不況となるが、未婚率は右肩上がりのカーブを描き続ける。その理由は、バブル時代の「女性の経済的自立」「独身生活の謳歌」といったポジティブなものとは異なり、将来の見通しの暗さ、収入や職業の不安定さといったネガティブな要素が影を落とした結果と推察される。

すさまじい勢いで増加する「おひとり様高齢者」
バブル時代を謳歌してその後も独身だった人たちは、当然だが「おひとり様の高齢者」となり、令和時代を生きている。

『令和2年国勢調査』によると、全国5,570万4,949世帯のうち、「65歳以上世帯員がいる世帯」は2,265万5,031世帯。また「65歳以上世帯員のみの世帯」は1,307万3,898世帯。さらに「おひとり様の65歳以上世帯」は671万6,806世帯。5年前の調査から113%増となった。

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