FNNプライムオンライン 2023年4月12日0:33

国による生活保護の減額は憲法違反だとして、奈良県内の受給者が取り消しを求めた裁判で、奈良地方裁判所は減額処分を取り消す判決を言い渡しました。

奈良県内の生活保護の受給者5人は、国が2013年から15年にかけ、物価の下落などを理由に支給額を引き下げたのは憲法違反だとして、減額処分の取り消しを求めていました。

判決で奈良地裁は、国の判断は保護受給世帯の生活実態を適切に反映しておらず、「統計などの客観的数値との合理的関連性を欠く」などとして、減額処分を取り消す判決を言い渡しました。

取り消しが認められたのは9件目で14日には、大阪高裁で全国初の控訴審判決が言い渡される予定です

https://www.fnn.jp/articles/-/512685