NHK2023年4月23日 23時10分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230423/k10014046871000.html

16年ぶりに新人のみによる争いとなった長崎市長選挙は、自民党と公明党が推薦し、国民民主党が支持した元九州運輸局長の鈴木史朗氏の初めての当選が確実になりました。

長崎市長選挙は4期務めた現職の田上市長が引退を表明し、16年ぶりに新人のみによる争いとなりましたが、自民党と公明党が推薦し、国民民主党が支持した元九州運輸局長の鈴木氏が、ほかの3人を抑えて、初めての当選を確実にしました。

鈴木氏は長崎市出身の55歳。

平成3年に旧運輸省に入り、観光庁の企画室長や第5管区海上保安本部の本部長を務めたほか、九州運輸局長として西九州新幹線の開業などに携わりました。

選挙戦で鈴木氏は、産業の振興で力強い経済の再生を目指すほか、少子化対策を進め子育てしやすいまちづくりを行うなどと訴えました。

その結果、推薦を受けた自民・公明両党や支持を受けた国民民主党の支持層を固めたほか、支持政党を持たないいわゆる無党派層からも一定の支持を集めました。

投票率 47.18% 過去最低に
長崎市選挙管理委員会によりますと、今回の長崎市長選挙の投票率は47.18%で、前回・4年前の選挙と比べて0.15ポイント低くなり、過去最低を更新しました。