NHK 04月24日 15時37分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/20230424/1100016498.html

住宅の建築現場に設置されたアルミ製の門を180点あまり盗んだなどとして、埼玉県草加市の21歳の容疑者ら4人が警察に検挙されました。
警察は4人がアルミの高騰を背景に盗みを繰り返していたとみて調べています。

窃盗の疑いが持たれているのは埼玉県草加市の無職、伊藤聖也容疑者(21)ら4人です。
警察によりますと、4人は去年5月から11月にかけて、埼玉県や千葉県、それに都内の住宅の建築現場からアルミ製の門や工具などおよそ860点を盗んだ疑いがもたれています。
このうち、アルミ製の門の被害は180点あまりで、4人は夜中に工具を使って門を切断しトラックに積み込むとともに、現場にあったほかの工具なども盗んでいたということです。

被害額は1800万円余りにのぼり、4人は埼玉県内の金属リサイクル工場に売却し、手に入れた現金を山分けしていたとみられます。
伊藤容疑者は警察の調べに対して容疑を認めたうえで「遊興費や生活費のために盗んだ。アルミが高騰していることは建築現場の仕事をしていてわかっていた」などと供述しているということです。