北欧フィンランドのサンナ・マリン首相(37)が10日、夫の元サッカー選手、マーカス・ライコネン氏(37)と共同で離婚を申請したと、インスタグラムに投稿した。「ともに過ごした19年間、そして最愛の娘に感謝しています。親友であり続けます」としている。

 マリン氏は十代後半からライコネン氏と交際し、18年1月に娘を出産。19年12月に34歳で世界最年少の首相に就任した。結婚式は新型コロナウイルスの感染拡大していた20年8月、首相公邸で挙げていた。

 10日は2人で同じ内容を投稿した。笑顔でほおを寄せ合い、Tシャツ姿の写真にフィンランド語で10行のコメントを添えた。「今後も家族としての、また、それぞれ一緒の時間を過ごすつもりです。この件についてこれ以上はコメントしません」と書き込み、プライバシーの尊重を求めた。

 マリン氏は国内外で高い知名度を誇ったが、4月の総選挙で党首を務める与党・社会民主党が第3党に転落。ロイター通信によると、その後に党首を辞任する意向を示す一方、大統領選に出ることも、国際機関からのオファーを受けることもしないと語っていた。(藤原学思)

朝日新聞 2023年5月11日 8時29分
https://www.asahi.com/articles/ASR5C2RNTR5CUHBI009.html?ref=tw_asahi]