日本からの海外旅行を後押ししようと、観光庁などは10日、パスポートの取得費用の半額分の電子ギフトがもらえるなどのキャンペーンを発表しました。キャッチフレーズは「今こそ海外!」。なぜこのタイミングで海外旅行支援を打ち出したのでしょうか?

■行きたい海外は?…1位はハワイと韓国

有働由美子キャスター
「今年行きたい海外旅行先ランキングがあります。全国のZ世代(19~25歳)の男女400人を対象にした、観光庁の『海外旅行に関する意識調査』です。男性の1位はハワイ、女性は韓国でした。2位はどちらもフランスで、3位は台湾とイタリアということでした」

「新型コロナウイルスも5類になり、水際対策もなくなりましたので、今年こそ海外へ行きたいという方も多いと思います。そうなると必要なのがパスポートですが、10日、この取得を支援するキャンペーンが発表されました」

■レンタルWi-Fiの無料提供も

小栗泉・日本テレビ解説委員
「新たに取得する費用の半額である、8000円分の電子ギフトがもらえるというもので、決められた期間内に10年のパスポートを取得・更新し、対象の旅行会社を通じて実際に旅行に出発した18歳以上という条件です。ただし、このサポートは抽選で3210人限定です」

有働キャスター
「やや少ないかなという気はしますが…」

小栗委員
「ほかにも、レンタルWi-Fi130台、電源変換アダプター50台の無料提供や、海外旅行の航空券が当たるかもしれないキャンペーンもあるということです」

■日本経済の活性化を狙う観光庁

有働キャスター
「キャッチフレーズに『今こそ海外!』とありますが、なぜ今、海外旅行を勧めようとしているのでしょうか?」

小栗委員
「観光庁は海外旅行に行く人、つまりアウトバウンドが増えると、日本を訪れる人つまりインバウンドも増えて、日本経済の活性化につながるとしています」

「日本の国際便の数は新型コロナで打撃を受け、今でも日本航空で(コロナ前の)8割弱、全日本でも6割ほどと、(需要が)戻ってきていません」

「航空会社も、海外に出る人が少ない今の状況では、便数を増やそうとはなりません。海外旅行に出かける人が多くなり『行き』の便数が増えると、『帰り』の便数も増え、海外の客を乗せてくることができるので、さらにインバウンドも拡大するということです」


続きはソースで
YAHOO(日本テレビ) 5/11(木) 7:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/54127954bca5380bd6e1caf9f5b28e97ae3efd8b