新型コロナウイルスの感染症法上の分類が5類に引き下げられ、街の店舗などで買い物客の本格的な回復に期待が高まっている。
関西随一のベッドタウンとして発展してきた大阪府北部では、大阪モノレールの延伸を起爆剤に新たな大型商業施設がオープンするなど、今後の消費市場の変化をにらんだ動きが始まっている。
郊外型店舗の新しい成長につながるのか、モノレール沿線で取材した。 【写真】開業した大型商業施設「三井ショッピングパークららぽーと門真・三井アウトレットパーク大阪門真」

■門真に市場を確保
京阪本線・大阪モノレールの門真市駅から歩いて約8分、巨大な建物が姿を現す。
4月17日に開業した三井不動産が運営する大型商業施設「三井ショッピングパークららぽーと門真・三井アウトレットパーク大阪門真」。
開業後初の日曜となった23日には大勢の家族連れらでにぎわい、「大阪の台所」といわれる黒門市場などから出店した飲食エリアで舌鼓を打ったり、アウトレットでブランドものを品定めしたりしていた。
店舗面積約6万6千平方メートルで、ららぽーと(1、3階)に153店舗、アウトレット(2階)に98店舗が入る同社初の2業態複合型。
営業担当者は「日常的な便利さと非日常的な買い物体験を同時に楽しめる」とPRする。

ららぽーとは同府吹田市の「ららぽーとEXPOCITY」と近い。
周辺には「イオンモール大日」(同府守口市)などの大型ショッピングセンターが集積し、競争は激しい。
それでも門真に出店した狙いはむしろ、アウトレットを通じた集客にありそうだ。
同社は約2・5キロ南で「三井アウトレットパーク大阪鶴見」(大阪市鶴見区)を約28年間営業していたが老朽化し、今年3月に閉館。パナソニックの工場跡地に、アウトレットの店舗数を約1・5倍、店舗面積を約2・2倍に拡張して移転した。
京阪神のアウトレット店舗にはほかに、三菱地所・サイモンが展開する「プレミアム・アウトレット」が大阪府泉佐野市と神戸市北区にある。大阪北部は三井不動産が押さえてきたアウトレット市場だけに、顧客を逃さないためにも重点投資する必要があった。

5/13(土) 11:35 Yahoo!ニュース
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