中四国でスーパーを展開するフジは18日、2024年3月1日に本社所在地を現在の松山市から広島市へ移転すると発表した。

本社機能も同市に移すが、登記上の本店は松山市に残す。
事業エリアの中心に本社を移し、組織運営を円滑化する。

現在のフジは22年3月、イオン子会社のマックスバリュ西日本との経営統合を機に持ち株会社として設立。
傘下にマックスバリュ西日本、旧フジのスーパー事業を引き継いだフジ・リテイリング(松山市)を置く。
24年3月1日に3社を合併、統合会社を広島市に発足させる。

新会社の社名はフジのままとして、展開する各スーパー、「フジ」「マックスバリュ」「マルナカ」「ザ・ビッグ」の屋号も残す。

新会社はプライム市場への上場を維持する。
ただ、現状の流通株式比率は東京証券取引所のプライム市場の上場基準である「35%以上」を下回る31%で、
上場基準を満たすため大株主との協議を進めている。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC186M80Y3A510C2000000/