ロシアの侵攻を受けるウクライナのダニロフ国家安全保障国防会議書記は、領土奪還に向けたウクライナの反転攻勢について「明日、明後日、または1週間以内にも起こり得る」と明らかにした。英BBC放送が27日に伝えたインタビューで述べた。

 ダニロフ氏は、反攻が「失うことのできない歴史的なチャンスだ」と強調し、「(反攻で)ミスを犯す権利はないことを私たちは理解している」とも語った。反攻が既に始まっているとの見方は否定したという。


 一方、英紙ガーディアン(電子版)は27日、ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問が「(ロシア側の兵士に対する食料や装備の)供給ラインの破壊やその後方にある倉庫の爆破のような特定のプロセスは既に起こっている」と述べ、反攻の予備段階が始まっているとの認識を示したと報じた。【ベルリン念佛明奈】

毎日新聞 2023/5/28 10:34(最終更新 5/28 10:37) 355文字
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