抑止から摘発へ。鮮やかな連携で特殊詐欺を撃退だ。
埼玉県警浦和署は5月26日、多額の現金を引き出しに来た高齢女性に寄り添い、被害を防いだ武蔵野銀行南浦和支店の女性職員2人に感謝状を贈った。
さらに通報を受けた同署が女性と「だまされたふり作戦」を敢行。
署独自の“特殊詐欺検挙隊”が現金を取りに来た不審な男を見つけ詐欺未遂容疑での現行犯逮捕に結び付けた。

橋本昭文署長は機転を利かせた武銀職員へ謝意を述べた上で、「現行犯逮捕で犯人はぐうの音も出ない。
こういう捕まえ方は後の犯罪の抑止につながる」と強調した。

《中略》

浦和署管内では昨年1年間の特殊詐欺被害認知件数が102件(前年比48件増)で県下ワースト2位。
被害額も2億4749万円に上ることから、特殊詐欺の受け子や出し子の摘発に特化した署独自の“特殊詐欺検挙隊”を4月17日に再編成した。

今回、女性方付近で不審な男を発見したのは検挙隊の若手捜査員2人。発足後、初めて受け子の逮捕に結び付いたという。

本部の捜査2課員が署で実技指導する「集合教養」やパトカーに署員を同乗させ、実際に職務質問をする「同行指導」で知識を蓄え、技能が向上した成果の一端といえる。

《後略》

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女性だまされたふり…やっと詐欺師が手にしたのは紙幣ではなく模造紙 銀行すごい機転、警官が取り囲み逮捕
埼玉新聞|2023/06/02/08:56
https://www.saitama-np.co.jp/articles/29627/postDetail