[2日 ロイター] - ロシア国防省は2日、ロシア南部チェチェン共和国の特殊部隊「アフマート」がウクライナ東部ドネツク州マリンカ付近で攻勢をかけていると発表した。

アフマートのアプティ・アラウディノフ司令官は1日、自身が率いる部隊が反攻に備え「別の地域」に移動されていると述べたが、部隊の現在地のほか、移動先については明らかにしなかった。

チェチェン共和国の特殊部隊は、エフゲニー・プリゴジン氏が率いる民間軍事会社ワグネルと共にウクライナに対する攻撃の主要な原動力となってきた。ただ、両グループの間で最近、公然とした対立が見え始めている。

プリゴジン氏はロシア軍指導部を繰り返し非難。これに対し、チェチェン共和国のラムザン・カディロフ首長は国防省に対する批判を控えている。また、カディロフ氏の側近が1日、プリゴジン氏について「問題を叫んでばかりいるブロガー」と非難するなど、アフマートとワグネルの構成員はこのところ公然と対立している。

6/3(土) 0:55配信
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