「自殺率」全国ワーストは3年ぶりに秋田県、32人増の209人
2023/06/04 11:03 読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230602-OYT1T50211/


厚生労働省が2日発表した2022年の人口動態統計(概数)で、秋田県の「自殺率」(人口10万人あたりの自殺者数)が前年から3・8ポイント増の22・6となり、2019年以来、3年ぶりに全国ワーストとなった。

自殺者数は前年比32人増の209人だった。自殺率は全国平均を上回る状況が続き、高止まりしている。県は大学と連携して自殺予防に取り組む相談員向けの講習会を充実させたり、経営者向けのストレスマネジメント研修を強化したりするとしている。

一方、出生数の減少も深刻で、1人の女性が生涯に産む子供の推計人数「合計特殊出生率」は、同0・04ポイント減の1・18と過去最低を記録した。

22年の1年間に生まれた子供の人数(出生数)は3992人で、前年から343人減った。人口1000人当たりの出生数を示す出生率は同0・3ポイント減の4・3、死亡率は同1・6ポイント増の18・6で、いずれも全国ワーストを記録した。出生率から死亡率を差し引いた「自然増減率」はマイナス14・3だった。

婚姻数も前年比171組減の2447組。婚姻率は同0・2ポイント減の2・6で、23年連続で全国最下位。


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