大学進学を楽しみにしていた17歳の男子高校生は、米オハイオ州の自宅で2022年11月に自らの命を絶った。同年7月には、やはり17歳の男子高校生がサウスカロライナ州の自宅で自分を撃って自殺した。2人とも、わいせつ写真や動画を暴露すると脅して金銭などを要求する性的恐喝「セクストーション」の被害者だった。

 AIを使って本物と見分けがつかないような偽コンテンツが簡単に作成できるようになった今、そうした恐喝の手口がますます悪質化している。SNSなどに掲載された無害な写真や動画を合成してディープフェイクのわいせつ画像をでっち上げ、脅迫に使う手口が横行しているとして、米連邦捜査局(FBI)が注意を呼びかけた。

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ITmedia
2023年06月15日 08時00分
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