大阪地裁で2021年10月に行われた同性婚訴訟の口頭弁論で、地裁側が開廷前、傍聴を希望する人に対し、多様性を象徴するレインボー(虹)色のマスクから白色のマスクに着け替えるよう要請していたことが19日、地裁への取材で分かった。地裁の担当者は取材に「裁判官の判断だった。訴訟の円滑な進行のため任意で協力をお願いした。入廷を断ったわけではない」と説明している。

 同性婚訴訟での虹色服飾品の着用を巡っては今月8日の福岡地裁判決の際、裁判長の方針で原告側や傍聴人に対し、着用を許可しなかった事例があった。

神戸新聞NEXT
2023/6/19 19:10
https://www.kobe-np.co.jp/news/zenkoku/compact/202306/0016493073.shtml