岐阜市の陸上自衛隊射撃場で隊員3人が自動小銃で撃たれた事件で、捜査当局が殺人容疑で送検された自衛官候補生の男(18)の精神鑑定を検討していることが19日、捜査関係者への取材で分かった。死傷の3人と日常的に接点がなく「恨みはない」とする供述と、訓練中の銃撃という結果の乖離を現時点では十分に解明できておらず、事件時の精神状態を医学的に明らかにする必要があると判断したとみられる。

 捜査関係者によると、病院などに収容し、数カ月以上かけて刑事責任能力の有無や程度を調べる鑑定留置が有力だという。男は改正少年法の「特定少年」に当たり、検察が起訴すれば実名や顔写真の報道が可能になる。

共同

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