※6/18(日) 19:32配信
静岡朝日テレビ

 JR東海が品川―名古屋間で建設を進める、リニア中央新幹線。静岡県内では、南アルプスを通る10kmあまりがそのルートになっていますが、トンネルを掘ることで、大井川の水や南アルプスの自然などに影響が及ぶ懸念から、県は今も工事を認めていません。

 予定していた2027年の開業が遅れることを、JR東海も認める中、この1週間、リニア問題に“数々の変化”が…

“田代ダム案”協議開始へ前進

 「貴社におかれましては、東京電力リニューアブルパワーと協議を進めていただくようお願いします」

 今週水曜、県からJR東海に送付された文書。そこに記されていたのは、いわゆる「田代ダム案」について、県が“GOサイン”を出したという内容です。

 大自然の中で目を引くエメラルドグリーンの湖。大井川の最も上流に位置する「田代ダム」は、東京電力のグループ会社が管理していて、大井川から水を取り、発電のために山梨県側へ水を流しています。

 リニアの工事によって川の水が減る懸念のあるこの水問題。県が求める全量戻しの策として、去年4月にJR東海が提案したのが、ダムの取水量を調整してそれを大井川に還元する「田代ダム案」でした。

 13日、知事会見で「田代ダム案」に関するこんな場面が…。

静岡県 川勝平太知事(13日)
Q.この問題に関しては、知事が言っていたことが間違っていたということでいいですか?

A.「そうですね。正確な情報を今初めて知りました」

Q.内部で報告が上がってなかったんですか?

A.「はい。今初めて知りました」

静岡県が「田代ダム案」にGOサイン

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