【ベルリン時事】民間軍事会社ワグネルの反乱を巡るロシアの混乱を受け、欧米など各国は情報収集に追われた。先進7カ国(G7)外相は24日、電話会談を行い、ロシア情勢を協議。G7として引き続き緊密に連携していくことで一致した。
 米国務省によると、ブリンケン国務長官は電話会談で、ウクライナに対する米国の支援に変更はないと強調した。

 24日のBBC放送によると、英政府は国家の緊急時に招集する関係機関会合を開く方向で調整している。スナク首相は「進行中の情勢を注視しており、同盟国と連絡を取っている」と説明。また、市民の保護が最優先事項だと指摘し、ロシアへの渡航を控えるよう改めて呼び掛けた。
 EUのミシェル大統領は、ツイッターで「明らかにロシア内の問題だ」との見方を示し、「欧州の指導者やG7と連携している」と表明した。AFP通信によると、フランス大統領府は「マクロン大統領は事態を注視している」とコメント。ドイツのベーアボック外相もツイッターで「注意深く観察している」と強調し、ロシアに滞在する自国民に警戒を促した。

時事通信 2023年06月24日22時58分
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