ロシア・チェチェン共和国のカドイロフ首長は24日、ロシアの民間軍事会社エフゲニー・プリゴジン氏の反乱について、「サンクトペテルブルク当局が彼の娘に望んだ土地を与えなかったことで、怒りが頂点に達した」とSNSに投稿し、私利私欲が原因だったと批判した。

　カドイロフ氏は「プリゴジン氏にビジネスの野心を捨て、国家の重要な仕事と混同しないように説得したが、相次ぐ取引の失敗が根深い怒りを引き起こした」と指摘した。

　プリゴジン氏が23日に反乱を宣言した後、ワグネル部隊が南部ロストフナドヌーにある南部軍管区の司令部を占拠。カドイロフ氏はプーチン大統領への支持を表明し、チェチェンの部隊を派遣してワグネルと対決する姿勢を示していた。

朝日新聞　2023年6月25日 8時41分
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