※6/28(水) 10:30配信
テレビ朝日系(ANN)

 マダニが持つウイルスの感染症が日本でじわじわと広がっている。
血小板や白血球が減少し、意識障害や皮下出血を起こす。国立感染症研究所の調査によれば、致死率は最大3割という。海外では中国や韓国などで確認されていて、日本では昨年116人が感染し、12人が死亡した。

国内ではいまが流行の最盛期。今年はこれまで65人の感染が確認されていて、5月以降だけで31人にのぼる。10年前に日本で初確認され、感染地域は西日本から東日本に広がろうとしている。今はマダニに触れないなど感染予防だけ。謎の多いウイルスだ。

マダニから感染、血小板、白血球が急激に減少 SFTSとは?

SFTS=重症熱性血小板減少症候群は、主にウイルスを持ったマダニに噛まれることで感染する。厚生労働省は感染症法上の「4類」に位置づけていて、病院は患者の届け出などをしなければならない。

潜伏期間は6日から2週間ほど。感染者の多くは、発症前に農作業や植物採集などをしていた。発症すると発熱や倦怠感、下痢、嘔吐や意識障害、皮下出血を起こす場合もある。国立感染症研究所によると致死率は最大3割で、亡くなった患者の9割以上で血小板や白血球の減少が確認されている。

ウイルスはどこから来たのか

 SFTSウイルスが初めて報告されたのは2011年、中国だった。2012年には韓国で、2013年、日本国内で初めての症例が山口県で報告された。国立感染症研究所によれば、中国と日本で確認されているウイルス遺伝子には大きな違いはないという。

これまでにタイ、ベトナムなどの東南アジアでも確認されているSFTSウイルス。マダニが渡り鳥に付着して運ばれていると考えられている。

専門家は「国内では感染が東進中」と警戒

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