※2023/06/30 14:17
読売新聞

 「今年は蚊が多い」と感じる人が増えている。春の平均気温が高く、例年より孵化が早まったことが背景にある。まもなく夏本番で、多くの人がレジャーや行楽に繰り出すとみられるが、蚊に刺されるケースが増えそうで、専門家は対策を呼びかけている。

 気象情報会社「ウェザーニューズ」(千葉)が1万人前後を対象にインターネットで行ったアンケート調査では、コロナ禍の2020~22年は「いつもより蚊が少なかった」と感じた人が6~7割を占めた。

 しかし、今年5月の調査では、蚊に刺されたり、見たりした人は昨年同月より7ポイント高い50%に上った。都道府県別では、和歌山83%、高知81%、徳島80%、大阪50%など西日本が特に高かった。

 屋外で人を刺すヒトスジシマカは日中20度前後の気温が続くと孵化しやすく、25~30度で活動が活発になる。気象庁によると、3月の平均気温は西日本で平年より2・6度高く、統計開始以降の最高記録と並んだ。4月も平年より1・0度高かった。

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