ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は8日、ロシア独立系メディア「メドゥーザ」のインタビューで、6月にロシアの民間軍会社ワグネル創設者のプリゴジン氏が起こした反乱について、「私の理解では、計画したのは(創設者)プリゴジン氏ではない」と述べた。

 ポドリャク氏は「軍参謀本部の将校らが計画したと思う。(大統領の)プーチン氏が連邦保安局(FSB)などに賭けて失った物を、取り戻したかったのではないか」と話し、FSBの情報を信じてウクライナ侵攻に突き進んだプーチン氏への反発が軍の将校らにあった可能性を指摘した。

 また、「プリゴジン氏は完全にはベラルーシに移っていない」とし、ワグネルは、ロシア政府という後ろ盾を失ったが、ベラルーシは資金面でも戦略面でも代わりになれないと強調。同国に移れるワグネル戦闘員は「最大でも1千人」で、「ベラルーシからウクライナへの脅威は見えない」と語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/dc28e900c6deaafefa4fd3362ce9374a714e58fd