※2023年7月8日 10時49分
NHK

「ほくろ」から毛が生えることがあるのは、ほくろの中にある老化細胞が分泌する特定のたんぱく質が発毛を促しているためだとする研究成果をアメリカなどの研究グループが発表しました。薄毛や脱毛症の新たな治療の開発につながると期待されています。

この研究はカリフォルニア大学や岐阜大学などの国際的な研究グループが科学雑誌「ネイチャー」で発表しました。

研究グループは、一部のほくろでは毛が生えやすいことに着目し、ほくろの中にある老化した色素細胞で覆われたマウスを遺伝子操作で作って、毛を剃ってから再び生えてくるまでの期間を通常のマウスと比較しました。

毛を剃ってから12日後の時点で比較したところ、通常のマウスには、まだ毛が生えていませんでしたが、遺伝子操作したマウスには、たくさんの毛が生えていたということです。

また、老化した色素細胞からは「オステオポンチン」と呼ばれるたんぱく質が大量に分泌されていることがわかりました。

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