※2023/7/12 11:22(最終更新 7/12 14:39)
毎日新聞

 奈良県王寺、河合、上牧3町でつくる組合が運営する斎場「静香苑」(王寺町畠田1)で、施設責任者の男性課長が4月以降、通夜を受け付けない日を独断で決めていたことが、関係者への取材で明らかになった。深夜から翌朝までの電話対応を課長が1人で担うようになり、対応できない日の申し込みができないように、業者用の予約サイトを操作していた。課長は取材に「どうしても外せない用事がある時に月に1、2日、通夜を受け付けないようにした。不適切だった」と話した。

 静香苑は火葬場と葬祭会館が併設された公営の斎場。関係者によると、通夜は1日に2件まで可能で、年150件程度営まれる。

 通夜の夜間対応は3月まで、専門に雇った臨時職員らが翌朝まで常駐していた。しかし、通夜をしない葬儀や、通夜をしても遺族が施設に泊まらないケースが増える中、4月以降は経費削減などを理由に職員がいる時間を午後9時までに変更。以降は遺族らだけで施設で過ごしてもらっている。

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