2023年7月23日 06時00分

 何げない会話の最後に、「ちなみに」と自分が性的少数者(LGBTQ+)だと打ち明ける。そんな気軽なカミングアウトの方法を広めようと、千葉県内の当事者の高校生たちが進めるプロジェクトがある。鉄道の中づり広告で自己紹介する「ちなみに○○キャンペーン」。付け加えるように言うことで「セクシュアリティ(性のあり方)も数ある個性の一つに過ぎない」ことを発信したいという。実現に向けクラウドファンディング(CF)で資金を募っている。(鈴木みのり)

◆「重大なことと考えてほしくない」から

 女性として生まれた高校2年の真由さん(17)=仮名=は、恋愛対象の性を問わない「パンセクシュアル」。小学校でセクシュアリティの違和感を話すと、仲間外れにされ、歩いているところを転ばされるなどのいじめにあった。

 今でも、学校で「あいつはゲイだ」「今日オカマに会った」といった会話が繰り広げられる。何年たっても変わらない状況に落胆した。

 「どうにかしなければ」。考えるうちに、偏見が生まれる原因の一つに「当事者のリアルが見えないこと」があると思った。そこで目を付けたのが、多くの人の視線に入る電車の車内などでの広告。性的少数者に興味がなかった人に親近感がわくような表現で、当事者のカミングアウトを伝えるアイデアが浮かんだ。

 真由さんは「カミングアウトを重大なことと考えてほしくない」と思っている。だから、仰々しくならないようにした。「海外旅行が好き」といったありふれた自己紹介の後に、「ちなみに」と加え「トランスジェンダーです」などと言う気張らない告白だ。

 カミングアウト 自らの性自認や性的指向を自覚し、本人の意思でそれを誰かに開示すること。性的少数者の認知が進む中で広がった言葉だが、差別や偏見を恐れ、カミングアウトをしない人も多い。カミングアウトされた内容を本人の了解を得ずに第三者へ暴露することは「アウティング」と呼ばれ、プライバシーの侵害にあたる行為とされる。

◆クラウドファンディング 目標は80万円

続きはソースで
https://www.tokyo-np.co.jp/article/264818
https://static.tokyo-np.co.jp/image/article/size1/7/0/b/a/70ba9978d262d1c269ceb736ec924c38_1.jpg

★1:2023/07/23(日) 06:12:02.09

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【東京新聞】「ちなみにバイセクシャルです」ぐらいの気軽なカミングアウトを広げたい 性的少数者の高校生たちが「電車内広告」準備中★2 [nita★]
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