※7/24(月) 6:00配信
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 中古車販売大手「ビッグモーター」の自動車保険の不正請求問題で、創業者の兼重宏行社長(71)の責任を問う声が高まっている。

 兼重社長が記者会見をおこなわず、国交省の聴取にも応じていないためだ。一方で、従業員に向けたLINEでは、報道を《世間の関心を集めるため》と批判するなど、内弁慶ぶりを見せつけている。

 売上高5200億円(2022年9月期)の大企業を一代で築き上げた “独裁者” は、いかなる人物なのか――。

 兼重社長は、1951年に山口県岩国市で生まれた。一家は、近くの川でアサリなどを採って生業を立てていた。近隣住民が語る。

「宏行くんの母は、最初の結婚で二男一女をもうけ、その後、夫を亡くしてから再婚した男性との間に、宏行くんが生まれました。両親はきょうだいを分け隔てなく育てていましたが、家が敷地の中に2棟建っていて、成長すると一棟に上のきょうだいが、もう一棟に宏行くんが暮らすようになりました」

 工業高校を卒業した兼重社長は、一時自衛隊に入隊。同じころ、友人が働く自動車修理工場に顔を出すようになり、1976年に「兼重オートセンター」を設立した。

「ガソリンスタンド裏の狭い場所で、だいたい一人で自動車修理をやっていた。客はそんなにいなかったけど、数年で同じ町内に移転して、人を雇うようになった」(別の住民)

 兼重社長に店舗を貸していた大家が、当時を振り返る。

「うちの母親が急に病院に行くことになったとき、『僕が送ります』と車を出してくれましたね。その後、『ここは住宅地なので、近所に騒音で迷惑をかけてはいけないから』と引っ越していきました。でも、騒音で苦情が出ていたわけでもなかったんですよ」

 社名を「ビッグモーター」とし、3店舗にまで拡大させた兼重社長は1986年、岩国市内に自宅を建てた。

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