外国人の介護業務拡大検討 訪問可否が焦点 厚労省 - 産経ニュース
https://www.sankei.com/article/20230724-HWPX7BWHPVJXZFTHCRPQQGWSIM/

2023/7/24 21:10

 厚生労働省は24日、介護サービスの人手不足解消を目指し、技能実習生など介護分野で働く外国人の業務拡大を話し合う検討会の初会合を開いた。意思疎通への懸念などから、これまで認められていない訪問介護を可能にするかどうかなどが焦点。年末までに結論をまとめる方針だ。

介護分野の外国人は、技能実習生や在留資格「特定技能」を持つ人が、特別養護老人ホーム(特養)などの施設で勤務している。一方、訪問介護に関しては、利用者との意思疎通などの壁が高いとの理由から、業務の対象外となっていた。

 訪問介護の可否のほか、実習生を受け入れる施設の経営状況などの条件を緩めるかどうかや、職員の配置基準を考える際に外国人の人材をどう数えるかも課題となる。