第75回正倉院展、10月28日から11月13日まで…「楓蘇芳染螺鈿槽琵琶」など公開
2023/07/26 18:03 読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/culture/20230726-OYT1T50241/


奈良国立博物館(奈良市)は26日、「第75回正倉院展」を10月28日から11月13日まで開催すると発表した。豪華な装飾と絵が施された「 楓蘇芳染螺鈿槽琵琶 」など、天平文化を象徴する宝物を中心に59件(初出展6件)が公開される。

「楓蘇芳染螺鈿槽琵琶」はペルシャがルーツの4弦琵琶で、全長97センチ、最大幅40・5センチ。白象に乗って尺八や横笛を奏でる人物らが描かれた優品で、槽(背面)にはヤコウガイやアワビをはめ込んだ装飾が施されている。材料などから日本で制作されたとみられる。

ほかにも、草花や鳥を染織で表現した「 鳥草夾纈屏風 」、サイの角や貴重な珠玉をふんだんに使った僧侶の法具「 斑犀如意 」といった至宝の数々が並ぶ。


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