27日も全国的に気温が上がり、九州や近畿では最高気温が39度と危険な暑さが予想されています。気温が高い状態が続くため、冷房の適切な利用やこまめな水分補給を心がけ、熱中症への警戒を続けてください。

気象庁によりますと、27日も西日本から北日本にかけて高気圧に覆われ、午前中から気温が上がる見込みです。

日中の最高気温は、
▽大分県日田市と京都市で39度
▽福岡県久留米市、大阪市、岐阜市、さいたま市などで38度と危険な暑さが予想されています。

また、
▽岡山市、名古屋市、福島市などで37度
▽広島市、高松市、福井市、東京の都心、北海道帯広市などで36度
▽松江市、横浜市、山形市などで35度と各地で猛烈な暑さとなる見込みです。

気象庁と環境省は、熱中症の危険性が極めて高まるとして、北海道の十勝地方と茨城県、埼玉県、東京の小笠原諸島、千葉県、山梨県、静岡県、愛知県、岐阜県、三重県、新潟県、富山県、石川県、福井県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、岡山県、広島県、島根県、鳥取県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、山口県、福岡県、大分県、長崎県、佐賀県、熊本県、宮崎県、奄美地方を除く鹿児島県に「熱中症警戒アラート」を発表しています。

この暑さはしばらく続く見込みで、今月に入って熱中症で病院に搬送される人が急増し、亡くなるケースも相次いでいます。

建物の中で体調を崩す人も多いため、エアコンなどで室温を適切に調節し、のどが渇かなくてもこまめに水分補給をしてください。

また、屋外で活動する際には無理をせず、定期的に休憩をとるなど、熱中症への対策を続けてください。

大気不安定にも十分注意
一方、暖かく湿った空気や日中の気温の上昇などの影響で、西日本から北日本の広い範囲で27日は午後を中心に大気の状態が不安定になる見込みで、局地的に雷を伴って非常に激しい雨が降るおそれがあります。

気象庁は、急な強い雨や落雷、竜巻などの激しい突風に注意するよう呼びかけています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230727/k10014143471000.html