群馬県は二日、太田市の国道354号沿いの街路樹が枯死したことに関し、中古車販売業者ビッグモーターから除草剤の散布が原因と認める連絡があったと発表した。
 県によると、同日午前十一時ごろ、県太田土木事務所に連絡があった。同社の社内ヒアリングの結果、太田店前の街路樹への
除草剤散布が確認され、散布が枯死の原因と認識していると話したという。街路樹復旧に向けて協議する意向も示した。

店舗前にあったトウカエデ十七本の街路樹は、県が昨年八月に枯死しているのを確認。
土壌調査の結果、除草剤の成分が検出されたため、同十一月に太田署へ被害届を提出していた。
街路樹撤去などの費用約四百万円が発生しており、県は費用負担をビッグモーター側に求める方針。(羽物一隆)

東京新聞 2023/08/03
https://www.tokyo-np.co.jp/article/267529