※8/9(水) 14:10配信
埼玉新聞

 埼玉県さいたま市中央区の与野中央公園内に収容人数5千人規模のアリーナ施設を建設する市の計画について、反対する市民団体が7日夜、中間報告会を中央区内で開催した。6月中旬から始めた反対署名は、市への提出分を含め1800筆を超えたと報告。「市民の声を聞いていない」と批判し、署名活動を含め反対運動を拡大する方針を示した。

 市は昨年5月、次世代型スポーツ施設の方向性を決め、同年12月に「(仮称)次世代型スポーツ施設基本計画(案)」を決定した。今年3月に地元説明会を2回開催。5月に基本計画を公表した。5千人規模のアリーナは、バスケットボールのBリーグなどプロスポーツ興行への利用を想定。老朽化が進む与野体育館の機能を引き継ぐサブアリーナも整備する。PFI制度(BTO方式)で実施した場合の概算事業費は、現時点で約52億円としている。

 市民団体は地元住民による「市民不在の新アリーナ計画に反対するさいたま市民の会」。同会は一番の問題を「知らせ方、決め方」と主張。計画は既に示されていたが、新アリーナ建設は今年に入り、知った住民が多いという。

 6月中旬から署名を始め、7月26日に1185筆を市に提出。報告会の前に672筆が追加された。6月29日、新アリーナ計画の中止を求める要望書を市に提出。市は7月10日、施設整備に理解を求める回答を文書で示した。

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