車椅子の乗客を介助しなかったとして、神戸市は10日、市バスの男性運転士(57)を減給(平均賃金1日分の半額)の懲戒処分とした。

市交通局によると、男性運転士は5月12日午後5時ごろ、神戸市中央区の三宮センター街東口のバス停で、車椅子を利用する乗客が乗車する際にスロープ板を出したが、車椅子を押すなどの介助を怠った。さらに、車椅子が動かないよう車内で固定せず、スロープ板を適切に格納しないまま出発した。

匿名の情報提供で発覚した。ドライブレコーダーを調べたところ、扉が閉まりきっていなかったり、シートベルトを装着しないままだったりしたにもかかわらず、バスを発車させていたことも判明した。【山本康介】

毎日新聞 2023/8/10 16:39(最終更新 8/10 17:51
https://mainichi.jp/articles/20230810/k00/00m/040/250000c