ライフジャケットなし


13日午後1時ごろ、高知県仁淀川町土居甲の土居川でカヌーに乗っていた兵庫県加古川市の会社員男性(64)が転覆し、流された。県消防防災ヘリが約3時間40分後に男性を発見し、佐川町内の病院に搬送したが、同5時45分ごろに死亡が確認された。

佐川署によると、男性は息子ら3人で同日午前11時ごろ、仁淀川の支流、土居川沿いの「宮崎の河原キャンプ場」に到着。1人で川下りをし、下流200~300メートルで転覆した。男性はカヌーにしがみつき、助けを求めたが、そのまま流されたという。ライフジャケットは着用していなかった。県消防防災ヘリが同キャンプ場から直線距離で約800メートル離れた、長屋の沈下橋付近で男性を見つけた。

高吾北消防本部によると、台風6号の影響で川の水量は多く、流れも速かったという。