ロシアはなぜ嘘をつくのか
ロシアはすぐバレる嘘をつく、初めからバレてる嘘をつくこともある。そして嘘がバレて同じ嘘をつき続ける、その結果もともと乏しい信用を落とし続けることになる。
ブチャの虐殺は事件が明るみになると調査する間もなく翌日にラブロフ外相が偽旗と言い切った。普通なら調査に最低数週間はかかるような戦争犯罪についてなぜ一日で答えを出せたか、それは調査をするまでもなく「結論」が決まっていたから。軍を庇わないようではロシアでは命が危ない。これはただ単にロシア人は嘘つきということではなく、ロシア社会の構造欠陥に根差している。結果、あとでどんな証拠を突き付けられてもしらを切り続けるしかない。2014年のマレーシア航空機撃墜事件も、国際調査チームによりロシア軍の地対空ミサイルによるものであることが確認されたが、ロシアはしらを切り続け、首謀者のロシア軍大佐の引き渡しを拒否している。