吉祥寺は「地盤沈下」している? どうやったらバズらせられる? そんな疑問に答えるトークセッションが8月下旬、東京都武蔵野市の武蔵野芸能劇場であった。雑誌「Hanako」(マガジンハウス)元編集長の田島朗さん(現「BRUTUS」編集長)と、市商店会連合会長の坂井健司さんが登壇。「まちの魅力発信」をテーマに語り合った。

 市は昨年度から、市内の商業や観光、農業の振興について考える第3期産業振興計画(2024〜28年度)を策定中。多様な人の意見を聞き、市民に関心を持ってもらう取り組みの一環として、市産業振興課が企画した。

「それほど落ちない部数。街の強さを感じる」
 トークセッションで田島さんは、Hanakoについて、1988年の創刊から何度も吉祥寺を特集し、週刊誌から月刊誌になった現在も「シティガイド」として春に特集号をつくっていると紹介。「昔に比べて雑誌の部数は落ちているが、吉祥寺特集の部数はそんなに落ちていない。街の強さを感じる」と話した。

 一方、坂井さんは「情報を出…(以下有料版で,残り604文字)

朝日新聞 2023年9月2日 7時30分
https://www.asahi.com/articles/ASR913QR6R8TUTIL00J.html?iref=comtop_7_06