京都に東南アジア系ホテル続々、デュシタニ・バンヤンツリー…国内初進出ブランド目立つ
2023/09/02 15:00 読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20230902-OYT1T50106/


コロナ禍が収束してインバウンド(訪日外国人客)が活況を取り戻す中、京都や大阪に東南アジアの企業が運営するホテルの開業が相次いでいる。経済成長と円安を背景に東南アジアからの観光客が増加し、2025年には大阪・関西万博の開催も控えており、進出は当面続きそうだ。(京都総局 道念祐二)

西本願寺の門前

京都市下京区で1日、タイを代表する高級ホテルブランド「デュシタニ京都」(147室)の開業式が開かれた。JR京都駅から北約700メートル、世界遺産・西本願寺の門前町の好立地にあり、タイでミシュランの一つ星を獲得したシェフが監修するレストラン、タイの健康療法を取り入れた美容サービスなどが楽しめる。

価格は最も広いインペリアルスイート(約170平方メートル)が1泊70万円程度、日本庭園を望むプレミアスイートが20万円程度。運営するデュシット・インターナショナルのスパジー・スタンパン最高経営責任者(CEO)は「タイの優雅さと京都のエレガントなおもてなしを感じてもらえると思う」と自信を見せた。

デュシット社は6月に別ブランドのホテル「ASAI(アサイ)京都四条」(114室)を開業したばかり。わずか3か月で二つ目の開業となる。

京都ではシンガポールのバンヤンツリー・ホールディングスも1年前に「ダーワ」「ギャリア」の二つのブランドのホテルで日本初進出を果たしており、24年春には旗艦ブランドの「バンヤンツリー・東山 京都」の開業を予定する。同国のカペラホテルグループも25年夏の進出を予定している。


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