※2023年9月2日 13:58 

【9月2日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は、8月にロシアの探査機が月面に衝突した時にできたとみられる新たなクレーターを発見した。

 ロシアの無人月探査機「ルナ25号(Luna-25)」は、成功すれば史上初めて月の南極近くに軟着陸する探査機となるはずだった。月探査の再開に同国から大きな期待を寄せられていたが、8月19日に月面に衝突した。

 クレーターを発見したのは、2009年に月軌道に投入されたNASAの月周回探査衛星「ルナ・リコネサンス・オービター(Lunar Reconnaissance Orbiter、LRO)」。

 NASAは探査機が衝突したとみられる現場について、前後の画像を比較した。使用したのは、LROが撮影した衝突「前」を示す2022年6月の画像と、2023年8月24日の画像。

 新たなクレーターの直径は約10メートルで、ルナ25号の着陸予定地点から約400キロ離れている。

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