日本維新の会の藤田文武幹事長は15日の記者会見で、政府が国民民主党に所属していた矢田稚子元参院議員を首相補佐官に起用したことに関し、「非常に有望な人だと聞いている。実力本位で人事がなされることは良いことだ」と評価した。一方で「国民民主の若手のエース級議員だったので、ある種の野党分断の意図、国民民主の(連立入りへの)取り込みは邪推せざるを得ない」とも語った。

藤田氏は憲法改正など「(維新と)国民民主は政策的に非常に近しいところがある」と指摘。国民民主の連立入りの布石とささやかれる中、「どういう展開になるかは見定めたいが、選挙で一緒にやろうという話もない。われわれはこれまで通り冷静に対峙(たいじ)していきたい」と語った。

産経新聞 2023/9/15 16:34
https://www.sankei.com/article/20230915-BSM4SGXJF5JMRCM46GZ2LTYTCM/