16日午前3時40分ごろ、沖縄県宜野湾市真志喜1の国道58号で軽乗用車が乗用車に追突され、乗っていた男女3人が重軽傷を負った。乗用車は現場から走り去ったが、直後に県警のパトカーが約80メートル離れた場所で米軍関係者が使う「Yナンバー」の乗用車を発見。運転していた外国人とみられる男性は車を降りて走って逃げた。乗用車は右側面が破損しており、追突したとみられる跡があった。県警宜野湾署は自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で、運転手の行方を捜している。

 同署によると、軽乗用車が右折車線に車線変更しようとしたところ、後方から直進してきた乗用車に追突された。軽乗用車の後部座席に乗っていた男性(37)が腰の骨を折る重傷、運転していた女性(20)と助手席の女性(31)が打撲の軽傷を負ったが、いずれも命に別条はないという。


 一方、「Yナンバー」の車の後部座席には米海兵隊員の30代の男女2人が乗っていた。いずれも軍の病院に搬送されたが、軽傷とみられる。

 同署によると、Yナンバーの車は事故の直前、速度超過の疑いがあり、パトカーから停止を求められたが、速度を上げて逃走。パトカーが行方を追っていたという。

 事故現場は片側3車線の緩やかなカーブで、付近には信号機の付いた交差点がある。【河慧琳】

毎日新聞 2023/9/16 18:54(最終更新 9/16 19:48) 558文字
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