パレスチナ自治区を実効支配するイスラム組織ハマスのハマド報道官は7日夜、英公共放送BBCのラジオ番組に出演し、同日朝に始めたイスラエルの攻撃について「我々は犯罪に対して黙っていないとイスラエルに理解させる」と語った。


 ハマスは英政府から「テロ組織」として認定されている。ハマド氏はインタビューに対し、「我々は占領下で暮らしており、毎日苦しめられている」と主張。エジプトやカタール、国連といった仲介者を通じ、イスラエルに敵対行為をやめるよう呼びかけてきたが、「イスラエルは誰の話も聞かない」と述べた。

 ハマド氏はまた、民間人に対して無差別に発砲しているのではないかと問われると、多数のパレスチナ人も亡くなってきたと指摘。「多くの国が私たちを支援している。イランもそうだ。他の国も資金や武器、政治的サポートをしている。正しいことだ」と訴えた。

 イスラエルメディアによると、イスラエルの民間人が多数人質としてハマスに拉致されている。ハマド氏はその人数について問われると、「わからない」とだけ答えた。(ロンドン=藤原学思)

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