安倍元総理銃撃事件で、殺人などの罪などに問われている山上徹也被告の第一回公判前整理手続きが奈良地裁で行われました。山上被告は出席しませんでした。

記者
「奈良地裁前です。現場にはマスコミや、警察が警備にあたるなど物々しい雰囲気となっています」

奈良地裁では、午前10時から山上徹也被告(43)の第一回公判前整理手続きが行われました。

山上被告は去年7月、奈良市で演説中の安倍元総理を銃撃して殺害した罪などで起訴されています。

手続きは当初、今年6月に山上被告も同席した上で実施される予定でしたが、裁判所に不審な段ボール箱が届き、職員らが一時避難。中身は減軽を求める署名でしたが、手続きは延期となりました。

山上被告は弁護団に「自分が出席するということでこういう騒ぎが起こってしまった。出席するかはよく考えたい」と話していて、きょうの手続きには参加しなかったということです。

山上被告の弁護人 藤本卓司弁護士

「どういうことが理由できょう出廷しなかったかはわからない。本人は拘置所で新聞を読んでいますので、(旧統一教会への解散請求などについて)報道されている限りにおいては、そういう動きは全部知っている。もちろん関心はあると思う」

第一回の手続きはすでに終わっていて、今後、初公判に向けた争点の絞り込みなどが進められていきます。

TBS 2023年10月13日(金) 11:59
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山上被告は出席せず…「新聞を読んで動きは全部知っている」