福岡県北九州市で「殴り合いのケンカをしている」とウソの通報をし、警察官33人を出動させた疑いで16歳の高校生が逮捕されました。

偽計業務妨害の疑いで逮捕されたのは、北九州市八幡西区に住む高校1年の少年(16)です。

折尾警察署によりますと、少年は10月7日午後6時50分ごろ、ほかの少年と共謀して、北九州市八幡西区の公衆電話から「男性2人が殴り合いのケンカをしている」などとウソの通報し、警察官33人を出動させるなど警察の業務を妨害した疑いです。

さらに、少年らは現場に駆けつけた警察官に対して「男性が首をつかまれて車に乗せられていた」などと説明していましたが、その後の捜査で虚偽であることが分かりました。

調べに対し少年は、「警察をウソで呼び出すことが流行っている」と容疑を認めていて、少年たちの間では、警察にウソの通報をすることを隠語で警察を示す「ヒネ」から“ヒネ鬼”と呼ばれているということです。
 
折尾警察署の管内では、今年に入って同様の事案がほかにも4件発生し、いずれも未成年が任意で事情を聞かれているということです。

テレビ西日本 2023年10月17日 火曜 午後0:00
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