島根県飯南町のダム湖で9月に釣れた全長1メートルを超える巨大ウナギ。

島根大学でのDNA鑑定の結果、ニホンウナギであることが判明しました。これは国内最大級で、展示公開されることになりました。

このウナギは9月7日、島根県飯南町にある来島ダムのダム湖で、町内に住む男性によって釣り上げられました。

全長1.1メートル、体重は2.9キロと、通常の3倍以上ある超巨大サイズ。

その後、島根大学に持ち込まれ、DNA鑑定が行われていましたが、鑑定の結果、在来種の「ニホンウナギ」であることが判明しました。

2021年に島根県松江市の中海で捕獲された巨大ウナギ(体重2.7キロ)を上回り、国内最大級です。

この巨大二ホンウナギは、釣りあげた男性から島根県立宍道湖自然館ゴビウス(島根県出雲市)に寄贈され、18日から展示されることになりました。

ところで通常、ニホンウナギは北太平洋のマリアナ諸島付近で生まれ、はるばる海を旅して日本の川や湖などに来て育つ回遊魚。
下流の川からは上がって来られないはずのダム湖で、なぜ巨大ウナギが釣り上げられたのでしょうか?

DNA解析を担当した島根大学の原准教授は、次のように推測します。

島根大学生物資源科学部 原輝彦 准教授
「あくまでも推測として。ダムに放流していた小さなウナギが育って環境が良かった、エサが沢山あるとか、そういった閉じ込められた環境ですけども、環境が満たされてたために大きく育つことが出来たんじゃないかと思います」

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山陰放送 2023年10月17日(火) 13:55
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